2011年 100km Walk
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◆石川 尭(岡山政経塾 5期生)
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岡山政経塾 100km歩行レポート 2011年5月25日
「2011年100km歩行レポート」
今年は久しぶりに24時間サポートに参加することができました。それは楽しみであると同時に緊張感もありました。特に初めから伴歩をさせていただく予定があり、ご迷惑をお掛けしないかという緊張感は今までのサポートにはない緊張感でした。
いつの間にか色々求めていた自分
今回の100km歩行のサポートで気づき反省したことがあります。何度も100km歩行のサポートを経験する中で知らない間にいろいろなものを求めていたということです。
サポーターはチャレンジャーの安全および完歩のための動きをする。
はじめのサポートの年はわかっていたし、そう信じていました。
今でもそう理解しているし、信じています。
しかし、痛みをこらえて進むチャレンジャーの姿に泣きながら伴歩した経験。
限界を超えてチャレンジャーの方が自分の目標の場所まで到達した経験。
それらの過去の経験から、達成感、充実感、感動…など終わった後に得られるものを100km歩行の途中から求めている自分に気づきました。
9期の井上さんとペアを組み、伴歩につかせていただいていたNHKの高田さんが井上さんと歩かれている時にリタイアされました。「行楽園までよろしくおねがいします」と30km地点でそれまで高田さんと一緒に歩かれていた7期の高梨さんから言われた言葉が頭の中を回り、自分の今年の100km歩行が終わってしまったような気分になっていました。
100km歩行のサポートに色々なものを求めて、非常に失礼な言い方になりますが何か足りないと感じていたのだと思います。
転機
その後、隊長車に乗せて頂いたのは、サポートの原点に立ち戻る良いきっかけになりました。
刻一刻と変化する状況の情報が集まってくる隊長車の中で、8期の波夛隊長、8期の渡辺副隊長、9期の藤原さんが、速やかに対策を考え指示を出していました。
それを見ながら、自分がサポートをさせていただいている立場であることを感じました。
「サポートをしている」と「サポートをさせていただいている」の境界線はどこにあるのか?
ただの言葉の言い回しであってはならない。
誰のためのサポートなのか?
自分がいかに自分の事しか考えていなかったか恥ずかしくなるほど、「サポートとは何か」を実践されている三人が車の中にいました。
終わりに
100km歩行には思い入れがあります。その思い入れが「自分にとっての今年の24時間100km」を欲していました。
今まで100km歩行は、自分の限界、リタイアの悔しさ、完歩の喜び、仲間の素晴らしさ、など色々な事を自分に教えてくれました。
そして今回は、「お前知らない間に欲深くなってるよ!自分の役割の本質をしっかり見なさい!」と教えてくれました。
リタイヤしたときと同じくらい自分が情けないなと思った100km歩行でしたが、気づかせてくれた事に感謝しています。
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