2011年 100km Walk
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◆森田 明男(岡山政経塾 8期生)
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岡山政経塾 100km歩行レポート 2011年5月 日
「少し忘れかけていた熱い想いと感謝のサポート。」
今年も恒例の24時間100km歩行が無事終了しました。10期生の方々は、皆さん全員が完歩という素晴らしさ。9期生の再挑戦組の方々もリベンジ達成。また塾生OBのチャレンジ組の方々も全員が歩き切られました。今回は外部の方1名のみが途中リタイヤという結果でしたが、改めて自分自身がチャレンジさせてもらった2年前と状況を重ね合わせてみますと、今回の24時間100km歩行は、皆さんが非常に素晴らしい歩きをされたのだと心底思えます。皆さんの不屈の闘志、強靭な意志、忍耐、根性、気力とその前提となります入念な準備など、お一人、お一人の努力に心から敬意を表したいと思います。
私自身は、2回目のサポートでもあり、昨年のGWより落ち着いて行事に臨むことはできました。しかし、一方では昨年1回目のサポートと比べ、熱い想いもスタート前には若干落ちていたのかもしれません。私の持ち場は、約30km地点の「入江百貨店」と約80km地点の「JA瀬戸支所」の2箇所。どちらも休憩ポイントではなく、通過ポイントというような箇所でした。昨年は、「伊里漁港(50km地点)」と「後楽園(100kmゴール地点)」が持ち場であった為、かなりサポートの必要も多く、また仮眠すら取れない箇所であったこともあり、サポート隊の方々にご無理を言ってやや肉体的に負荷の少ない箇所へシフトを実は替えていただいておりました。「入江百貨店」では冷たいおしぼりをチャレンジャーへお渡しし、声掛けして次のポイントへ送り出す、そんなサポートをさせていただきました。そこからは「備前体育館」、「伊里漁港」、「閑谷学校」、「リバーサイド」と順々にサポート箇所を移動し、持ち場の「JA瀬戸支所」へは夜9時半くらいに着任いたしました。最後の気力を振り絞って頑張っているチャレンジャーへの声掛け、また少し休憩をされる方には足をマッサージするなどのケアサポートをさせていただきました。しかし、風が吹き抜ける持ち場は予想以上に夜間は寒く過酷なポイントでもありました。結局、車の中で暖を少し取っている間に寝てしまい、若干の時間、同じポイントを担当されていた7期の櫛引さんにはご負担をかけてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。ごめんなさい。
「JA瀬戸支所」での終盤、皆さんの顔は通過された時間に関係なく少し苦痛に歪んでおられたように思います。しかしまた心折れることなく一歩ずつ着実にゴールへ向けて進もうとされている執念とも言うべき気力、迫力もその表情には浮かんでおられたようにも感じました。その皆さんのお姿にはとても強く心を打たれました。私自身が少し忘れかけていた感情が込み上げてきた瞬間でした。
“二年前、自分も辛さ、痛み、眠さ、苦しさに耐えながら歩いたんだった。また多くのサポーターの方々に励ましてもらった、助けてもらったんだった。皆の応援がとても有難く、とても嬉しく、ゴールした瞬間に涙が溢れたんだったんだ。”
あの時の気持ちを忘れてはいけない。毎年歩いているチャレンジャーをサポートすることは、感動の瞬間を現場で直に感じることだけではなく、自分自身がサポートをしてもらった時に思った感謝の気持ちを風化させないためにも必要だと今回つくづく思いました。今後もこの24時間100km歩行という行事が続く限りサポートをさせていただきたいと思います。やはり今年も貴重な学びをいただいた『政経塾24時間100km歩行』でした。完歩された皆さん、本当にご苦労様でした。また、多くの労を取られた西原幹事、小山事務局長、そして無事にこの行事を運営されたサポート隊、実行委員の方々、本当にお疲れ様でした。
追)100kmにもう一度チャレンジする気持ちは相変わらず今も全く生まれませんが、私の大きな軸のひとつに、2009年のあのチャレンジがなっていることは間違いありません。あれから限界挑戦癖がついて、実は2010年は高度4200メートルからタンデムでのスカイダイビングにトライしました。2011年の今年も何かに挑戦したいとひそかに思っています。
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