2008年6月 岡山政経塾 体験入隊 特別例会

 
◆荻野  朗(岡山政経塾 七期生)

『2008年6月14・15日 自衛隊体験入隊レポート』
2008年6月16日作成



0.自衛隊体験入隊の意味を考える
 「自衛隊」
 私は、上記の言葉で以下のようなイメージを持つ。
・ 国の為に日々努力研鑽を詰まれる凄い組織・人々
・ なんで軍隊ではなく、自衛隊なの?
・ 自衛官の方の本当の本音は、どんな考えなのだろう?
 今回の体験入隊で、上記の漠然とした言わば評論家的な考えはどうでもよいことだった。
 「体験入隊」という事実に対してもっと準備をすべきだった。
 できない理由を勝手に並べて事前の努力を怠った。結果、遠足気分での参加となった。



1.体験入隊で得たこと・感じたこと
 精強な組織・人員である自衛隊
 大変厳しい体験だった。ただ、指導いただく自衛官の方も同じことを取り組んでいる。その言動には一切ひるみを見せない。自衛官の方々のプライドの高さと日常のご努力の凄さを感じた。改めて尊敬と感謝を感じつつ、「精強」という言葉の意味深さを感じた。

 志高き集団である岡山政経塾
 身贔屓な考えかも知れないが、自衛隊の方に、岡山政経塾の塾生はどうでしたか?と伺いたい気持ちもある。あの体力測定や行進などをリタイアする者なく、黙々とり組み続ける岡山政経塾生はどうですか?と。
今回、文字通り寝食を共にしました。そして集団行動とは何たるか?を極限の状態で学びました。
政経塾生の連帯感はより強固なものになったと確信しています。



2.得たことあれば、反省あり
 5月24日永岑先生の講演内容を活かせなかった自分
永岑先生のご講演内容を、素晴らしい!感動した!で片付けていて、復習をしていない。
ご講演の中に、今回の体験入隊のヒントとなる重要な話や用語などは多数存在していた。
・用語を事前に調べる。
・入隊以降も、わからない事はそのままにしないで質問する。
基本的な努力を怠った自分が許せない。

 体力不足を痛感する。
100キロ歩行に対する体の準備に比べて、今回、何をして臨んだのか?
何もしていない。本当にただの遠足だ。これでは体力および気力が途絶えてしまう。結果、随所で集中力が途絶えていた。情けない。
思い知る自分の欠陥
私は、瞬時に右と左の判別ができない。これは幼少期から気付いていたことだが、今まで背けて生きてきた。基本教練の時に、久々にこの自分の欠陥を痛感した。それならそれで集中力を高めてカバーすべきだった。自分の欠陥として「できない」と諦め、努力を怠った自分が許せない。

 時間に対する考え方
恐らく入隊の目的の大きなウエイトを占めていたのは、時間に対する考え方だと思う。日常での意識が、如何に甘いか?を痛感した。束縛と感じて、嫌悪的に感じていたということは、それだけ自分のレベルが低いということなのだろう。

 現地到着時間に関して
例会担当の方に任せっきりで遠足気分だった私に物言う資格などないのだが、到着時間に遅れたことは、最大の反省事項だったと思う。再発を防止する対策が必要である。



3.情報は蓄積されるもの
 どうしても「100キロ歩行」と対峙して考えてしまうのだが、先輩期生の方ほど「年々蓄積される100キロ歩行の情報」のお話をされる理由が、情報が無い今回、とてもよくわかった。
100キロと同様に、情報共有には賛否両方の考えがあるとも思うが、
必要情報は共有して、岡山政経塾としての達成レベルを上げていきたいと個人的には思う。