2010年6月 岡山政経塾 体験入隊 特別例会
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◆片山 貴光(岡山政経塾 九期生)
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『自衛隊体験入隊を終えて』
1.はじめに
今回の自衛隊体験入隊は、ニュース等でしか見ることのできない自衛隊を経験でき、隊員の方と直接接することができるということで、日頃から自衛隊について空想の中で考えている事を、経験することで空想ではない確かな考えになるのではないかと思い、楽しみに参加しました。
2.体験入隊
入隊式で、矢野中隊長の深く被った帽子の奥から覗く鋭い眼光と厳しいあいさつで、この二日間を真剣に取り組み、緊張感を持って臨まなければならないと思いました。
初日は、基本教練、矢野中隊長の講義、防衛問題のGP討議、懇親会が行われました。矢野中隊長の講義は、防衛問題についての講義でした。矢野中隊長の言葉で忘れることの出来ない言葉がありました。
「命令があればどこへでも行くし、あなた達を守るために命をかける覚悟は出来ている」
この言葉を聞いたとき、そこまでの覚悟をもって自衛官という職業に就いているのかと、体の震えを覚え、今回参加して本当に良かったと思えた瞬間でした。
懇親会では、楽しい時間を過ごすことができました。
二日目は、体力検定、戦車試乗、陣地占領、防衛講話が行われました。
体力検定では、級外という成績でした。ただ3000m走では仲間達に応援してもらい頑張ることができました。
そして楽しみにしていた戦車試乗は、大きさにビックリ!スピードの速さにビックリ!乗り心地の悪さにビックリ!威圧感にビックリ!でした。テレビで見るのとは大違い、今でも世界のどこかでこんなものが走っているのかと思うと恐怖を覚えましたし、戦車が走り回ることがないような世界にしないといけないと強く思いました。
3.終わりに
「命令があればどこへでも行くし、あなた達を守るために命をかける覚悟は出来ている」この言葉は体験入隊での全てでした。
そこまでの覚悟で日々活動しているのですから、自衛隊に命令を下す政治家も命をかけて国家・国防の事を考えていただきたいと思います。そして国民も真剣に国家のことを考える時がきているのではないでしょうか。
今回の体験入隊で、自衛隊という存在がすごく身近に思えるようになりましたし、有事の際は必ず守っていただけると確信させていただきました。
今回の貴重な体験の機会を与えてくださった多くの皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。
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