2010年6月 岡山政経塾 体験入隊 特別例会
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◆塩田 英喜(岡山政経塾 九期生)
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『自衛隊体験について』
1.始めに
自衛隊には興味がありました。実は私には昔からちょっとした縁があったのです。
兄が防衛大学を受験し見事合格、結果的には入学しなかったものの、かなり本人も悩んでいたようで家族会議を何度かしたことがありました。
また、私自身も高校入学の時に防衛大学の付属高校の受験をし合格、結果的には臆病さに負け地元の高校に進学したのですが・・・。
そんなこともあって自衛隊には個人的にかなり興味があり、非常に楽しみでした。
2.研修が始まり
中隊長の始めの言葉
@時の人になれ
A目的意識を持て
B一致団結しろ
この言葉はかなり胸に響きました。なぜかはその時は良くわからなかったですが。
自衛隊の隊員の方々との生活は新鮮で楽しかったです。訓練中の厳しい表情も、プライベートになるとまだあどけなさが残る若い好青年で、そのギャップがとても印象深かったように思います。
日本原という場所で日本の国家防衛について考えることができる、こんな貴重な経験はおそらく2度とないでしょう。
3.最後に
今にして振り返れば、一番最初に中隊長がおっしゃられた3つの事が今回の研修の全てだったように感じています。
@時の人になれ
訓練中に無駄な時間は一切なかったように思います。常に何かをしていたし、班長がそうすべきように導いてくれていたと感じています。
食事も、風呂も、休憩も、訓練も全て綿密な時間管理のなかで行われていました。
A目的意識を持て
つい、ダラダラと何も考えず行動してしまうところ、この言葉を意識して行動すれば普段見えなかったものも見えてきたように感じました。
B一致団結しろ
1人でやるより協力したほうが早い、頭ではわかっていたが実際にはなかなかできないことでした。
またグループ討議では複数人の多種多様な意見を1つにまとめることの難しさを痛感しました。
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