2010年6月 岡山政経塾 体験入隊 特別例会

 
◆清水 睦代(岡山政経塾 九期生)

『人』




目的意識をもて
「今回、自衛隊体験入隊に、どんな目的を持って来られましたか?」と聞かれた時、答える事ができませんでした。事前課題をいただいてから無知な私は問題の意味が理解できず、「当日までに少しでも調べよう」「当日は素早く行動して時間を守ろう」と安易な事しか考えていなかった・・と気づかされました。これからは、目的を持ち、目標を決め、そのあとに手段を考えようと思いました。


一揆団結
事前課題を元に3チームに分かれてのディスカッションをした時、全員が同じ意見になるまでには、それぞれの意見を伝え、時には意見がぶつかり、皆で話し合いながら作り、初めて全員一致の意見になる難しさを知りました。ですが、最後にまとめた文章を皆で確認している時に、私が理解できない部分があり質問すると、「清水さんが分かるまで話し合いましょう」「全員が同じ意見になるまで」とチームの方に言われた時に、ハッとしました。「私の意見は良いです・・」意識を持っていたからです。今回のディスカッションで、チームの一員として自分の意見を述べる必要性に気づきました。


起床容疑点検
朝、布団を畳んでいると自衛隊員の方に「二人で一つベッドをした方が早いですよ」と言われた時に、「なんで、そんな事忘れていたのだろう・・」と思い出しました。いつの間にか、自分の事は自分でしなきゃと思っていたのかもしれません。チームワークの助け合いを履き違えていました。


特科の陣地占領(展示)
衝撃を受けました。トラックで大砲を牽引し撃つまでを見られるなんて普段の生活ではできない事ですが、「戦争なんて自分には関係ない」と危機感のなかった私には、目の前で戦争が始まっているのに、ただ呆然と見ているだけの人でした。私の危機感の無さに気づかされましたが、国を守るために戦争が絶対必要なのか?私には分かりませんでした。ですが、日本人として日本国に対して初めて考える機会になりました。


懇親会
オンとオフを学ばせていただきました!!

二日間と言う短い間でしたが、第十三特科隊の皆さん・岡山政経塾の皆さんと一緒に過ごしていると、私に欠けている部分に気づかされます。人として、どう在りたいかを見つめ直す機会になりました。ありがとうございました。