2012年11月 岡山政経塾 体験入隊 特別例会

 
◆赤木 智博(岡山政経塾 十一期生)   2012/11/24

『研修で考えさせて頂いたこと。』




1.はじめに

 私は今まで1度も国防について自分自身で真面目に考えた経験はありませんでした。まず事前課題で考えさせて頂いたことに感謝致します。
 事前課題で考えていた国防、自分がイメージしていた自衛隊、どちらも遠い存在で研修をさせて頂かなければ甘い考えのままだったと思います。


2.覚悟

 今回の研修で1番ギャップがあったのが『覚悟』でした。いままで考えたこともない平和ボケしていた自分には有事の際への自衛隊の準備が衝撃的でした。もし何かが起きた時、アメリカがバックについているしどうにかなるだろう。まさか自分の身の回りに爆弾が飛んでくる展開にはならないと信じきっていました。
 しかしリアルに準備を聞いて、かつ、たった10分前後で数十キロ先を破壊できる大砲がまるで映画の世界のように組み立てられた時は鳥肌が立ちました。
 組み立てる最中の自衛隊の方々は本当に真剣そのもので、そのまま勢いで打つのではないかというくらいの顔つきでした。
 有事の際には当然打つと思います。私は実演をみた後、もし自分が自衛隊に入っていたら、もし有事になったら、はたして打てるのか・・・全くわかりませんでした。
 打つということは当然人を大量に殺す事になります。仮に家族や友人が殺された後であれば復讐心から打てるのか。では殺される前なら・・・今もレポートを書きながら考えていますが答えはでません。そんな状況になるリスクを抱えた自衛隊の方々のストレスは尋常じゃないのではないかと思いました。国民は覚悟を持たれている自衛隊にもっと感謝をするべきだと同時に思いました。


3.最後に

 このたびは貴重な経験をさせて頂いた事に自衛隊の方々は勿論、岡山政経塾の関係者の皆様に深く感謝致します。
 研修を通して学んだ国防、国家目的、規律。これらを教えて頂いた機会を無駄にすることないよう、経験を友人や次世代に伝えます。そして1人でも多くの国民が国防、国家目的について考えるようになれば良いと思います。
 2日間ありがとうございました。