2004年 直島特別例会
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◆毛山 薫(岡山政経塾 三期生)
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直島特別例会 感想
政経塾の一大イベントであり、楽しみにしていた直島例会。気が付けば7月10日でした。私は私用で1日目の午後からの参加となり、最も重要な福武幹事と石井県議の講演を聞くことが出来ず、非常に残念に思っています。夕食のとき塾生の皆さんと話すと、お二人の講演がどんなにすばらしかったかを容易に推し量ることが出来、本当に大きな機会を逃してしまったと痛感しました。
翌日は豊島とサンポート高松の見学。豊島では、ひとつの業者の無責任な行為によって豊島の方がどれだけの犠牲を払ってきたか、想像を超えるものを目の当たりにしました。そして、お金がかかっても廃棄物の断層を後生に残そうという島の方の熱意に、胸が痛くなりました。豊島の方々は本当に団結力があり、悩みを抱えるほかの自治体と違って、現状を変えていこうという気概にあふれた人ばかりなんだと感動しました。
でも、案内してくださった方が「豊島は、住めば住むほど普通の島なんですよ」と言うのを聞いたとき、自分の間違いに気づきました。地域に住む人が問題を本当に自分の問題として捉えたとき、その力は行政も動かす力を持つのだと。豊島を見学して、これから政経塾で勉強していく中で、根本として知っておかなければならない部分を教えられました。
サンポート高松で一番印象に残ったのは、ボランティアの方が本当にこの建物と高松を誇りに思い、ボランティアをしているということです。自分たちが住む町を「いい町」にするには、何よりもまずその町に愛情を持って、「この町が好きだから、もっと良くしたい」と思うことが第1歩であると思います。ボランティアのかたは、高松という町を本当に愛し、そしてサンポートを本当に誇りに思っていると感じました。どの地域においても、その地域に対する愛情が見えれば、それが本当に素敵な町なのではないかと思いました。
この直島例会で、政経塾がいかに素晴しいところであるか、再認識することが出来ました。合宿と言う、普段の例会とは違う形式であるために、とことん議論したり、普段と違う一面を垣間見たり、なかなか聞けないことも聞くことが出来、塾生の皆さんとの絆がより深まったと実感しています。そして、自分がいかに政経塾を愛しているかもひしひしと感じました。
最後になりましたが、直島例会を運営するに当たって力を尽くしてこられた全ての方にお礼を申し上げます。かけがえのない素晴らしい時間を、ありがとうございました。議論の場でご指導くださった先輩方、そしていつものように楽しい時間とたくさんの刺激をくれた三期生の皆様にも、本当に感謝しています。ありがとうございました。
また、今月からは分科会としての活動が始まります。自分がどれだけの事が出来るか、不安は尽きませんが、大好きな方々と一緒に活動できるのは本当に楽しみです。今の気持ちを忘れず、残りの期間を大事に過ごしていこうと思っています。
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