2004年 直島特別例会
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◆野田 映博(岡山政経塾 三期生)
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「直島例会に参加して」
1.初めての担当幹事
今回の直島例会は恒本さんと二人担当幹事をさせていただきました。例会までの約2ヶ月間毎日のように恒本さんと連絡を取り合いながら試行錯誤を繰り返しました。大変だったこともいっぱいありましたが、このようなチャンスをもらえたことは、とても意味のあるものだったと振り返りながら改めて思います。
去年のスケジュールを参考に、お世話になる方々へスケジュールの調整を依頼しました。また6月には小山さん、恒本さんらと実際に直島へ訪れ、直島文化村の方に大まかなスケジュールをお知らせし、調整していただきました。
思えばこれほどの時間をかけて、幹事と申しましょうか、30名を越える多くの人をサポートする役割を担う、という経験を今までしたことがありませんでした。だからでしょう、例会の途中で一杯いっぱいになっている僕がいました。自分自身でも気付いていましたが、そんな僕に「大丈夫?」と声をかけてくれた人がいました。その一言は緊張というか、責任というか、張り詰めた気持ちでいっぱいの僕をリラックスさせてくれました。
サンポート高松の見学が終わり、全ての日程が終了した時、肩に圧し掛かっていた重荷を下ろすことができた安堵感からでしょう、僕は「お疲れさま」とひとり言をつぶやいていました。帰りがけに食べたアイスクリームとうどんはとても美味しかったことを覚えています。
そして、なんといってもいっしょに幹事をした恒本さんにはただただ感謝しています。適切な指示をしてくれ、僕を引っ張ってくれました。もしも僕一人の幹事だったら…、と思うと、改めて最高のパートナーだったな、と思います。
全てが満足のいくものだったとは思っていません。「ああすればよかったな」と思うようなこともたくさんありましたし、みなさんをコーディネートする役割を担っているはずなのに、みなさんに助けてもらったり…、と反省することもたくさんありました。「いい経験だった」と一言で終わらせるのではなく次の機会に活かすことができるようにこの経験から学んでいかねばならないと思います。
みなさんには本当に感謝しています。ありがとうございました。
2.例会について
上で述べたことからも分かっていただけると思うのですが、福武幹事のお話や石井県議のお話、美術館の見学、豊島の見学など、普段何気なく生活していたら経験することのできない体験を数多くさせていただいたにも関わらず、心を震わせるほどの体験にはなりませんでした。
お二人とも素晴らしい講義をしてくださいました。その内容についても鮮明に覚えています。ただ、その講義のお話について感想を述べることが僕にはできません。心のどこかで幹事である自分がいたことにより、そのお話の中に完全に入っていくことができませんでした。ですから他のどの塾生よりも、その感動を表現する自信がないのです。せっかくお時間をいただいていたにも関わらず「いいお話を聴くことができた」の一言で終わらせてしまうような、そんな感想を書きたくないという気持ちの表れでもあります。
来年こそは心を落ち着かせて、こっそり後から付いていくくらいの気持ちで参加させていただき、心に残った感想として改めてレポートを書かせていただきたいと思います。
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