2004年 直島特別例会
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◆堀内 ともえ(岡山政経塾 三期生)
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ひとつの過程としての直島
4月に岡山政経塾に入塾してから受けたどの講義も、ひとつひとつ私の問題意識の中に議題を投げかけ、自分の中にある無意識の領域を意識のあるものに変える大変貴重なものだった。直島合宿での2つの講義も今までの講義同様に、私の浅い意識を掘り下げる有意義なものだった。
ただ一点違ったことがあった。それは何かといえば、ビルの建物の中ではなく、まさにその現場で講義を受けたこと。直島の家プロジェクト、ベネッセハウスの美術館、地中美術館を見学した後での福武幹事の講義。石井県議の講義後の豊島見学。そして講義とは別だが高松市民の町づくりへの思いが形として実現された高松サンポート。すべて今そこにある現場を感じることができた。
これまでの岡山政経塾で私の姿勢は受動的だった。与えられるものを受け止めてきただけだったと思う。それだけでも吸収することが十分にあり自分としては満足していた。
しかしこの合宿において思いが形となってそこに存在している場所に立つことで、私も自分の思いを形にする為に能動的となる時点にきていると感じた。さらに初めて各分科会に分かれて議論を交わすことでその思いをより強く実感した。能動的にならなければ分科会を進めていけないと感じた。能動的になる為には、自分の考えをもっと確実に具体的に掘り下げていく必要があり、自分で考え、決めて、行動するという課題を私は持った。
この合宿はひとつの大切な過程であった。
直島という非日常的な場所での2日間、普段ではなかなか実現することのできない貴重な体験をさせて頂いた。岡山政経塾事務局そして幹事の方々、例会幹事のお二人、他すべての関係者の方に心より感謝します。
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