2004年 直島特別例会
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◆湊 成巳(岡山政経塾 三期生)
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直島例会を終えて
私にとって初めての訪問となる直島・豊島での濃密な二日間は感動と畏れと反省とが入り混ざって押し寄せる鮮烈な体験だった。
この様な機会を与えてくださった、岡山政経塾幹事、講師、松下政経塾塾頭、松下政経塾生、担当幹事、岡山政経塾生、そしてお世話になった全ての皆様に感謝いたします。
直島
自分が失っていたもの、忘れていたものを思い出させてくれる島。
日本には四季があり、風土に合った生活がある。自然と調和し、人と調和することで文化が生まれ育まれる。何時から自然を畏れることを忘れたのか。何時から誕生する喜び清らかさを忘れたのか。人間としての共通の思想、根源は何なのか。
福武幹事の講演をお聴きし、また体で感じた直島にこれからの日本人の進むべき道の答えの一つが有るのではないかと感じました。
豊島
自分が忘れたかったもの、知っていて知らぬ振りをしていたものを目の前に突きつけられた島。他人事だと思っていた。加害者でもなく、被害者でもないと思っていた。TVで新聞では知っていた。解ってなかった。解ったつもりになっていた。自分も加害者であり被害を受けている人間だった。誰もが自分の問題であることに気付かない振りをしているのか、気付きたくないのか。自分が今から始められることは何か。今までの社会、経済のあり方の中で見てみぬ振りをしてきた結果を体感し、これからどう考えどう調和して行くことができるのか。可能な限りの循環型社会を目指し自分のできることから考えて行きたい。
サンポート高松
違和感。自分の勉強不足なのか、考えが足りないのか。自然エネルギーを使いこれからの四国の交通、行政、経済の中枢とする考え方は素晴らしいと思います。が、直島・豊島で体感した事とのギャップに混乱しています。こうでなければいけないのか。他の考え方は無いのか。将来、廃墟と化さないのか・・・・・
直島例会に参加させていただいて、机上の勉強、議論よりも五感で学ぶことの大切さを教えていただきました。現場に入り五感を働かせ自学自修して行きます。
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