2005年 直島特別例会
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◆瀧 哲郎(岡山政経塾 四期生)
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美徳と悪徳の航路
〜直島合宿レポート〜
1.はじめに
村尾先生よりご教授頂いた、レポートはA4サイズ一枚に集約し、数値で示すべしとのお言葉を守りたいと思います。
2.美の島
不勉強を自慢する事が如何に恥ずかしい事かを承知の上で書きますが、私の美術の成績は五段階評価で常に「1」でした。工作等は得意だったのですが、どうも絵心というものを先天的に欠いている様です。そんな私に現代アートを解する心がある筈が無かったのです。ところが、直島で生まれて初めて現代アートが面白いと感じる事が出来ました。島全体が美術作品で武装された要塞の様でもあり、道端に木々や雑草が生えている様に美術作品があり、敷居の高さを感じる事無く海と空と一体化したこの島はまさに美の島でした。
石井県議、福武幹事、加藤先生、村尾先生のお話から何を学んだかというと、何を成すにせよ、理念と問題意識を常に持っておく事の大切さを学びました。同時に、今の自分にはまだまだ理念と問題意識が育っていない事を痛切に実感し、もっと多くの方の話を聞き、考え、塾生同士で議論を重ねて自分を磨き行動すべきであると思いました。
3.悪の島
「悪の島」という小見出しをつける事にかなりの躊躇があります。豊島島民の皆様や島そのものが悪なのではなく、かつて悪意を持った人がいた島なのだという意味なのですが、局所的に漂う悪臭や、目の当たりにした瓦礫の山を前に、ゴミそのものよりも汚い人の「悪」がかつてここにあったのだと思うと「悪の島」と表現したくなります。この「悪」と敢然と戦った石井県議や島民の皆様を心より尊敬します。同時に、島を守るという強い信念と、直面した現実をどうにかしようという問題意識の高さが解決へ導いたのだという事を学びました。今回の合宿で政治分科会に入る事を決意すると同時に「政治とは何か?」という大きな命題を与えられた気がします。
4.数値目標
レポートは数値でも語られるべきです。今回の合宿の成果を数値で語るのは非常に困難ですので、目標を数値化したいと思います。
・ 毎年最低1回は美を楽しみ、知を探すべく直島に行く
・ 月2回以上行われる分科会で、毎回「政治とは何か?」の問いに答えていく
・ 卒塾発表は100点を目指す
・ 365日向上心を忘れない
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