2007年 直島特別例会
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◆河本 高宏(岡山政経塾 六期生)
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直島例会レポート
次世代に向けての取り組み
今回直島例会は二日目からの参加となり、将来のためにも考えなくてはいけない豊島問題と、今後私たちがどのように取り組まなければいけないかを考えたい。
豊島を視るまでは他人事ぐらいにしか考えていませんでした。悪質業者と行政の対応の不備により町、海が汚染されてしまった状態を地元の方に案内されたときは、いたたまれない気持ちでいっぱいになりました。豊島の産業廃棄物の問題は全国的にもクローズアップさましたが、豊島問題をはじめとする問題をきっかけに、国は資源循環型社会形成に向けて取り組み、包装容器、家電、自動車部品などさまざまな分野でリサイクルを確保するための法整備も行われた。国民を意識は高まってきたかに思えるが、しかし廃棄物不法投棄や不適正な処理が後に絶たないのが現状で、香川県では環境管理室など設置してチェック体制を強化し未然防止、早期発見、早期対応しているのが現状である。そこまでしないと不法投棄はなくならないのかと思う。豊島問題は人のモラルが低下した結果だと言える。私たちの自身はどうであろう。ごみのポイ捨て、分別もせずにごみを出してはないでしょうか。自分がよければいいと言うのでは、第二の豊島を作るのは時間の問題であろう。私たちは豊島問題を過去のこととせずに、今後の環境問題教訓としないといけないのではないか。次世代の子どもたちが住みよく暮らすことができるように、自分で何ができるか考え、周囲にも伝えていくことが、岡山政経塾の塾生としてまずしなければいけないことではないかと、豊島を見て感じました。貴重な体験をさせていただいたことに感謝します。
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