2007年 直島特別例会

 
◆佐藤 千景(岡山政経塾 六期生)
直島合宿レポート
   2日間で 学んだこと



   豊島問題
1.行政の対応はなぜ、あんなに無責任だったのか
 1 県庁所在地からはなれた離島で、見て見ないふりができた
 2 自分たちの生活圏内ではないので、切り捨てても良いと思った
 3 その後も、松浦には恐喝され続け屈服した
   など、とんでもない理由しか思いつかないのですが、石井亨さんによると

税金を国が徴収し、法律も予算もやりかたのマニュアルさえ官僚中心に作り、一方的に地方におりてくるという、やり方なので、県庁には国の出先機関としての機能しかない。
   ということでした。
 
 ということは、全国各地でおきている、似たような不法投棄事件や、一部の地域に被害がおきても知らん顔ということは、今後、どこの地方都市でもおこりうることです。
 福武幹事のいわれた「事実を知り行動を起こす」ことが最も大切だと思いました。
人の数だけある事情から見る、異なった現実の本質を見極め、正しい方向へすばやく行動することが。


 私たちが、子どもたちに残すのは、借金とゴミだけか。
今の日本の、絶望的で悲しい現実が見えてしまいました。
 正しい資源配分ができていない日本。
 中央集権による格差の中にもまた、地方の中の地域格差。

しかし、いつまでも、茫然としている訳にもいかず、考えました。
   美しい瀬戸内の海。そこから再生した過疎と亜硫酸ガスの島。
  世界中から人が訪れ、老人が元気になった新潟の農村と瀬戸内の島。
  アートからの大きなメッセージ。
  
  世界有数の豊かな水と土を持つ岡山・瀬戸内地方から、無駄と非効率を見直しロハスな生活を提案し、医療の分野に特化し、世界がうらやむ岡山に!国際芸術祭は目前です。
 
 足もとから・地域から、いますぐ私たちに、できることもたくさんあるようです。