2007年 直島特別例会
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◆仲達 大樹(岡山政経塾 六期生)
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直島合宿レポ−ト
『学ぶ』
私は今回の直島合宿で、多くの学びを得ることが出来たと思います。
その中で自分の胸に強く訴えかけてきた、豊島での事をレポートにしたいと思います。
直島合宿で、初めて豊島に行く事になりました。
思っていたよりも近い距離にあるというのが第一印象でした。
わが国最大級の有害産業廃棄物不法投棄事件の舞台となった豊島。
私は石井講師の話を聞き、この島で起きた事件とは、悪質な事業者と、指導監督にあたるべき香川行政の誤り、不法投棄と知りながら事業者に委託していた排出企業、ゴミに無関心な多くの人たちによって起こされたと聞きました。
このような事件が自分の身近にあり、「産業廃棄物」、「不法投棄」の意味すら知らなかった自分を恥ずかしく感じました。
今から出来る事、この事実を忘れない事、環境について学ぶ事ではないかと考えさせられました。
産廃不法投棄現場の入り口に緑色の屋根の小さな建物があり、そこは産廃を持ち込んだ業者の事務所があります。その事業者の事務所が今は豊島住民の産廃資料館になっていると聞きました。
豊島住民の不法投棄された廃棄物の証を残したいという住民の強い思いを見る事ができました。
ここに何があったのか、何が起こったのかを考え、学ぶことが大切なのだと思います。
自分の身近にいるひとから伝えていきます。
この直島合宿で学んだことは、例え結果が同じでも「しない」と「出来ない」ことは、全く意味が違うことなのだという事と社会を本当の意味で動かすのは心なのだと、心と心が通うことでどんなこともできるという事学びました。
最後に、豊島から船に乗って出港する時に、案内をして下さった豊島住民の方達が私達が乗る船にいつまでも手を振ってくれた事が目蓋に焼きつきました。
豊かな島、豊島。
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