2009年 直島特別例会

 
◆難波 宏行(岡山政経塾 七期生)
ベネッセアートサイト直島合宿レポート
  直島例会 〜〜2年目の直島〜〜



@ 目的
 配布資料の中に、目的として
 「見る・聞く・体感する。考える力を身につける。発想の転換をする。」とある。
 一年間の政経塾現役生を終えて、改めて日々の私の生活を考えていくに連れ、何か、納得のいかない感覚がある。私は何を目的として生きているのか。仕事とは、家族とは…。目的のないところには、手段を見いだせない。つまり成長・成功しない。今回の例会は、瀬戸内の島々、海、現代アート、少し生活から離れ、見直す・考え直す・発想の転換のきっかけとする。

A 福武幹事 講演
 ここ最近、私自身の生き方、また仕事の面でもいろいろ考えていた時期だった。政府は景気の底を打ったと言っているが、地方は底が見えない。中小企業がその恩恵を受けるまでに何年かかるだろうか。仕事の面でも大きな転換期を迎えている。そんなとき、ついに手に入れた「成功の方程式」。ひとつひとつの内容は、どこかで見た事のある、単語や言葉。しかしその重要な用語が、分かりやすくつながっている。少し福武流の内容もあるものの見習っていきたい。また、数十年かけて、難波流の成功の方程式を確立する。
 ここで重要な言葉がある。
 「物事はシンプルに考えた方が良い」
 「自分の言葉で語れる感性を養う」
 現代アートから学ぶ、常識を疑える感性の向上を目指し、プライベートでも現代アートに、私と違う感性に触れていきたい。
 福武幹事は「生きるセンスを身につけること」を、訴えていたのだろう。

B その他の島々
 犬島では、ガイドのレベルがグンと上がっていて新しい発見ができた。
 豊島では、政治・行政の不甲斐なさ、法律の未成熟さに涙した一年目。しかし今年は、ゴミの上に立つことができ、ゴミの問題に立ち向かった、豊島の島民の力に涙した。
 共同体の在り方、自治とは何か、いかに当事者意識でいられるか。すべてにおいて自己責任の上に社会も成り立っている事が感じられた。

C おわりに
 この直島例会は、毎年、得られるものが違う。それは、私自身の意識や考え方、周りを取り巻く環境によってとらえ方が変わるからだ。出来れば毎年、参加したい例会である。
 岡山政経塾・福武幹事・小山事務局長・関係各位に感謝です。