2009年 直島特別例会

 
◆三島 聖子(岡山政経塾 八期生)
ベネッセアートサイト直島合宿レポート           2009年7月27日
  直島例会に参加して・・・



『自分が出来ることから始めよう!!』これが直島例会に参加して感じたことだった。
私は2日目の豊島からの参加となったが、今回もまた自分の目で見て感じ・自分の耳で聞いて学び・自分で理解し考えることが出来たと思う。

◆豊島の産廃問題について
産廃施設の見学や石井さんから豊島事件の話を聞き、ゴミの恐ろしさと怒りを感じた。
なぜ豊島事件が起こったのか?と考えると一番は人間の欲ではないだろうか。
20年以上経った今でも豊島事件でのゴミの量は半分以上残り、ゴミの処分には何億・何十億と費用がかかっているらしい。その費用も元をたどれば税金からだ。
もちろん、お金だけの問題ではない。環境問題にも大きく影響が出ているらしい。
日本だけでなく世界各国でこのような産廃問題が起こっていると思うと本当に恐怖を感じた。
まずは自分が出来る事・自分の身近から意識を変えていくことで、環境を守るだけでなく子孫へ環境を残していく1つの手段ではないかと思う。

◆責任とは・・・
豊島事件を起こした産廃業者へ許可を出した当時の県知事は、この事件が起きた時どんな思いだったのか、豊島の住民に「あなたたちの心は灰色だ!」とまで言った当時の県知事はいったいどんな責任を取ったのだろうか。
任期をすぎているからという理由で何も責任をとっていないのであれば国や県の体制にも疑問を感じる。
人間、間違うことはあると思う。しかし、間違いを起こした時どう責任を取るかが問題ではないだろうか。その責任の取り方が人の上に立てる条件ではないだろうかと私は思う。

◆最後に・・・
豊島だけの参加となりましたが、とても考えさせられる時間を過ごすことができました。
このような機会を与えてくださった皆様へとても感謝の気持ちでいっぱいです。
近々、直島・犬島へ現代アートを学びに行ってみたいと思います。