2003年 直島特別例会

 
◆永野 聡規(岡山政経塾 二期生)

直島レポ―ト


 〜美術館、家プロジェクト〜
 まず、直島に渡って最初、美術館と家プロジェクトを見学に行きました。私は初めて直島に渡ったので、見るものすべて初めてで直島文化村の規模、内容に圧倒させられていました。正直、最初見始めたときはなんだか良く分からない物も結構有りましたが、見ているうちにまた、案内の方の話を聞いているうちに近代美術に対する新しい理解やその作品のうったえているものが少し理解できてきたように思いました。

 〜安藤忠雄氏〜
 雑誌や本、テレビなどで安藤さんの事はなんとなく知っているという感じでしたが、7月例会の講師をして頂けると分かってから少しですが、勉強しているうちに早く安藤忠雄氏のお話を聞きたくなっていました。お話をいただいて同感できること、考えさせられること、なるほどと言わざるを得ないことたくさん有りました。その中でも一番心に残っている言葉は「子供の時に子供をしてない」ということでした。確かに、子供の時に子供をしてないと、大人になって大人になれない。そんな気もします。安藤さんには何か生きている自信みたいなものを感じました。

 〜福武總一郎幹事〜
 今回、感動したのはお話を頂いた事もですが、その後自ら作品の説明をしてくださった事です。お話をいただいて、直島に美術館を建てた経緯なども伺った後、説明いただくことで更に感動でした。「常識を疑う」「一人の人間として地域社会にどれだけ影響を与える人間になれるか」など一つ一つの言葉に説得力があり、主体者としての生き方を少し感じさせていただいたようでした。

 〜石井亨香川県議会議員〜
 お話を聞かせていただいて、改めてゴミ問題を考えさせられたのはもちろんですが、それ以上に実践でご苦労されて鍛えられたのを感じさせられる話術というか、お話にすごさを感じました。それにしても、聞けば聞くほど石井氏も言われていたように、まさに政治に翻弄された事件だなと感じました。他の所でも時折感じる事で大小ありますが、なぜここまで自己保身に走るのか、このような人たちに行政を任していること自体それでいいのかという、やりきれない気持ちになります。

 〜夜〜
 たくさんの方々とお話させて頂き、良い夜だったと思います。人間時折熱く語る事が必要だと思いました。

 〜分科会〜
 福祉分科会ということで、いろいろと話をしましたが、まだまだこれを自分でこうしたいというとこまでいけず、しっかり今後考えて実行していかねばと感じました。

 〜最後に〜
 全体を通して、良い経験で勉強になりました。貴重な時間を皆さんと共にすごす事ができ、心より感謝申し上げます。これからも頑張って行こうと思います。有難うございました。