2010年 直島特別例会

 
◆波多 悠也(岡山政経塾 八期生)
松下政経塾・日本青年会議所・岡山政経塾  直島合同合宿レポート
  『直島例会レポート』



直島の魅力
 この度で3度目になる直島訪問でした。回を重ねる度、感じることが違います。とても不思議な感覚でした。今回一番感じたことは、福原慎太郎益田市長のお話にもあった「美的センス」を直島からビシビシ感じた事でした。海、山、空この3つが、なんとも言えないバランスで融合している。芝生を抜きながら手元で飛び跳ねていたバッタ。パークのベランダで読書をしていた宿泊客。島にある様々な物や人までもが現代アートのように感じてしまう。
 次回訪れた時は、何を感じるのだろうか?楽しみです。


福原慎太郎益田市長の講義を聴いて
 今年の例会では、3名の素晴らしい先生方のお話を聞くことがでました。きっと、去年の私だったら緊張して話が腹に落ちていなかったのではないかと想像します。しかし今年はOBという立場もあって適当な緊張感で拝聴することがでました。中でも私は福原慎太郎益田市長のお話がドスンと腹に落ちる感覚を持ちました。益田を「一流の田舎町に」というテーマで始まったお話は、とても興味深く貴重なものでした。
 ・ 益田にあるものを活かして本物、一流の物をつくる
 ・ あいさつ日本一の街
 ・ 自分の故郷を自らの言葉で愛情を持って語れる
 ・ 地酒で乾杯
 ・ 物の時代 → 心の時代
 ・ 長所を見る力 → それを活かす
 ・ 「この人の為なら」と思わせる「何か」を磨く
 ・ 共鳴を得られる「理念・哲学」
 ・ やり切る「覚悟」
 ・ 「素直な心」がある人が伸びる
 ・ マネジメントも「美的センス」
印象に残ったフレーズを挙げてみました。これらを考えてみると、全て仕事に繋がっている事がよく解ります。大切な事は志をもち続け、これらを実行するという事です。この事を心に持ち続けなければならないという決意が持てた直島合宿となりました

最後にお世話になった皆さま、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


■□■
 福原市長に惚れこんでしまった私は、早速 島根県益田市のグラントワに行ってきました。なんと、グラントワには直島と同じ、草間彌生さんの「南瓜」黄色カボチャがあり、サプライズでした。あのカボチャは直島、グラントワ、福岡市美術館の3か所にあるそうです。