2010年 直島特別例会
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◆難波 博文(岡山政経塾 九期生)
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松下政経塾・日本青年会議所・岡山政経塾 直島合同合宿レポート
『発想の転換から生まれる芸術』 2010年7月24日
はじめに 今回、初めての直島を訪問することになりました。こんな近くに素晴らしい芸術の島があるとは思いませんでした。
「見る・聞く・体感する。考える力を身につける。発想の転換をする。」
私にとって非日常の世界であり、新しい感覚が生まれた良い体験になりました。
物から物を生み出す発想力
地中美術館には刺激的な芸術がたくさんありました。一見、自分でもこれぐらいなら作れそうだと思うが、作れると発想を生み出すとは全く別次元の考え方である。
「流木を集め、円に並べる。」「壁の隙間に生える雑草」ある人は、ただ並べただけに見えるかもしれないし、雑草に気付きもしないと思う。そこに「美」を感じ、芸術として形に表すことは誰しも出来ることではない。何かを感じて、感情を形に表現することは難しいからこそ芸術と呼べるのだと思う。
南寺では、真っ暗な部屋にしばらく入っていると浮かび上がってくる長方形でスクリーンのような光は、スクリーンでは無く、別室の空間。これは人間が持っている能力を活かした美学。当たり前のように過ごしている日常でも考え方を変えるだけで素晴らしいと思えることはたくさんあると思いました。
芸術の島の取り組み
直島は島自体が芸術であるというが至る所に造形物がある。それ以外にも島の人たちは、色々な取り組みをされていた。観光客にトイレを気軽に貸し出すトイレボランティア、観光案内ボランティア、のれんプロジェクト、銭湯Iラブ湯などの取り組みをされているが島の人たち一丸となって直島を観光スポットにしようという思いが伝わってきます。
直島の活動には、(1)文化・アート、(2)地域、(3)宿泊事業の3つ活動がある。この活動が非常にリンクしているのが解った。
まとめ
今回の体験は、レポートとしてまとめるには非常に難しい。見る・聞く・体感したが言葉や文章として伝えることが難しい。ただ言えることは、日常において当たり前に感じていることや存在しているものに関心を持ち、考え方を変えて違った視点から見てみることでもっと自分の持っている固定概念から発想豊かな人格に変われるのではないかということに気付かされた気がします。そして、それをどう活かしていくかがこれからの人生を左右するような気がします。
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