2010年 直島特別例会
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◆東 裕介(岡山政経塾 九期生)
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松下政経塾・日本青年会議所・岡山政経塾 直島合同合宿レポート
『直島の魅力』
〔はじめに〕
「見る・聞く・体感する。考える力を身につける。発想を転換する。」
この目的を達成するために、人や物、自然に触れ、多くのアートに触れ、有意義な講演を拝聴する。以前より直島には非常に興味があったこともあり胸を躍らせながら直島に向かった。
〔講演〕
初めに笠原副社長より「直島プロジェクトの概略説明」を拝聴した。
直島が今に至るまでの経緯、あらゆる困難を乗り越え今があるということに感銘を受けた。そして『自然』『アート』『人』をコンテンツとし『よく生きる』を追求し続けていることに敬意を表すると同時に瀬戸内圏内に住む誇りや優越感のようなものを感じた。
次に清水教授により「21世紀社会と電気自動車」を拝聴した。
『20世紀は1割の地球人が豊かな時代、21世紀は10割の地球人が豊かになる時代』
『一社が勝つのではない、仲間を増やして全員が勝つ』
『情報とはとどめるものではなく出すもの、そうすれば情報は返ってくる、良いアイデアが生まれる』
『国益よりも地球益を考える』
清水教授の21世紀に見る強く大きな希望を感じた。その希望には絶大な影響力があった。そしてスケールの大きさに高揚した。同時に未熟でスケールの小さい自身の展望を露呈させられた。
福原市長の講演からは「一流の田舎町」の考え方や、「政経塾では今後、学ぶべき目次を学んだ」という貴重な体験談などを学ぶことが出来た。
村田教授の講演では政治の視点から日本、世界の歴史について非常に面白く学ぶことができ、日本、世界の未来について真剣に考える時間を持つことができた。
〔現代アート〕
ベネッセハウスミュージアム、地中美術館、家プロジェクトなど多くのアートに触れることができた。現代アートの奥深さとメッセージを体感し多くのことを考えることができた。再度島を訪れ、自分の感じた感性を多くの人に伝えていきたいと心から思った。この思いに気付いたとき、直島の魅力、核心に近付けたように思えた。
〔さいごに〕
さまざまな人や物、自然を見て、聞いて、体感した。さまざまなことを考えさせられた。
そして『アートのある直島を好きになる』という発想から『島民が深く関わるアートのある直島が好きになる』という発想に発想を転換させられた。
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