2010年 直島特別例会
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◆宮原 史織(岡山政経塾 九期生)
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松下政経塾・日本青年会議所・岡山政経塾 直島合同合宿レポート
『残していく』
私は今回が初めての直島でした。現代アートと自然が融合する中で、沢山の方と触れ合い、講演を聴き、数々の作品を観て、多くのことを感じ、考えました。
●感じることの大切さ
自然の大きさ・すばらしさに触れて、自分はなんて小さいのだろう・・・と感じるように、頭ではなく、体感することで得られるものの大切さを感じました。話をきいて、知識を増やすことも大切ですが、自分の肌で感じ、経験することで得られるものは自分にとって本物だと思います。ブルースリーの言葉を借りると『考えるな!感じろ!!』です。最近の私は頭で考えることのほうが多かったので、6度傾いている壁を観て、なぜか重たく感じることがあったり、光のアートを観て、光を観るという新しい感覚に感動したり、空を切り取って観る事で移り変わっていくアートを表現し、今の一瞬は今しかないのだなと感じたりしました。言葉ではない伝え方、ものの見方、それによって自分も考え、得られることも沢山ありました。
●考え、表現することの大切さ
感覚だけでは人を巻き込むことはできません。自分に志があって、成し遂げたいことがあっても一人では何も出来ません。実現させる力は、いかに人を巻き込んでいくかが重要で、そのためには、より考え、表現していくことだと思います。一人より二人、二人より三人・・・より多くの人を巻き込んでいくことで実現する力は大きくなり、創りあげていく喜び、達成する喜びも増えていきます。それを今回の講演で、学びました。
●進化していくこと
今、あるものを守るだけでは動物も、人も、会社も、社会も、日本も、生き残ってはいけません。だからといって、過去に創りあげてきたものを無視して、新しいものだけを創っていくことは、多くのことを失っていくのだと思います。今の社会でいうと、便利を得て、コミュニティ失っています。福武幹事のいう『あるものを活かし、ないものを造る』ことの意味を自分なりに捉え、今後に活かしていきたいです。
●まとめ
今回の直島例会を通じて、一番考えさせられたのは『よく生きる』ということです。私が思う『よく生きる』とは、先人が創りあげてきたものや想いを自分がどう受け止めて、これからの未来・人にどう繋げていくか。自分が生まれてきた意味、生きた証を、どう残していくかを考えて、行動していくことではないか、と感じました。その方法に自分らしさを出して、生かされている間にしっかりと残していきたいです。
●最後に
宮原流 川柳
『芸術は、人の心を映し出す』
『最後尾、二日酔いでも追い上げる』
『直島は、人と人とを繋げるよ』
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