2018年11月 
 伊勢神宮・おかげ横丁 視察

『 おかげ横丁の町づくり発想方法 』

石井靖之 (岡山政経塾 17期生)

1.はじめに
伊勢神宮と赤福。小さい頃に祖母が伊勢神宮にお参りに行くと喜んでいる姿。そして近所の人が伊勢神宮にお参りに行くと、必ずお土産で頂いてた赤福。知っているようで知らなかった伊勢神宮と赤福とおかげ横丁。今回の視察で視察で学んだおかげ横丁の町づくりと気づきを報告致します。
2.おかげ横丁の現実
昭和60年代、年代、伊勢神宮内宮門前町のおはらい町通りの来客数は年間約20万人。
衰退する内宮門前町に江戸時代の伊勢参拝街道の賑わいを取り戻し、地域の活性化に貢献したいという想いから株式会社赤福が株式会社伊勢福を設立し、140億円をかけておかげ横丁を整備し運営を始める。おかげ横丁がおかげ横丁が誕生した平成5年の来客者数は約63.6万人。約3倍に増加。平成29年度は来場者数571.9万人、60年代に比べると約30倍に来場者が来場者が増加。まさにおかげ横丁のおかげで町が活性化したのだと思います。そしておかげ横丁の成功の根底には、おかげ横丁のあるべき姿を考え実行したという点がありました。
おかげ横丁の原点を確認。
①役割を確認する
※そも、神宮参拝者をてなすそも、神宮参拝者をてなすのがおはらい町の役割。そして日本人の心故郷、伊勢の町本来姿を取り戻す。
※伊勢らしい町で神宮参拝者をもてなすことが重要。
・直会、祝としての食事
・福を持ち帰る。
お土産・暦、神事祭りを軸とした行催市。
・施行とした接客。江戸時代、無償のほどこしの事。
②売り方を見直す
※お客様の判断は正しいと信じ、すべて顧満足観点である。
・観光商品についての誤解
・観光市場についての誤解
・接客についての誤解
・観光客についての誤解
③接客を改善する
※リピータが相手である。(再来店リピータが相手である。(再来店10回以上が20%。通常のリピータが70%)
・上顧客を作る。
・顧客データを作るための接
3、おかげ横丁の価値観
商売の本質
※商売をするということは、人の役に立つ世の中の人の役に立つということ
経年変化
※使い捨て文化の現状、時間経過ともに価値を増やすものを大切にする。
常若の思想
※信仰心と精神の若々しさがあれば、永遠の価値が保たれる。
日本的精神とは・
ハレとケ ハレの場を提供する。(特別なの日こと)
人の心の鏡 参拝、信仰によって心の支えを意識する。
人をもてなす 参拝者のためであり、自分もる。
神恩感謝 現実をありのままに受け入れる。=感謝
縁と縁起 縁とは、人間の意識を超えためぐり合わせ。縁起とは原因の結果。占い、日取り、吉兆、動物の尊重、人を超えた意識としている。神様、仏様。
4、最後に
お伊勢参り。イメージしていた状況と全く違い、こんなにも人が集まるのか、人の多さにただ驚きました。本当に流行る場所、人が集まる場所は何処も活気があり、行くだけで元気がもらえました。今回の講師をして頂いた株式会社伊勢福の橋川文宏社長の話は本当に勉強になりました。講演のなかであった松下幸之助の言葉で、『人は目先のこと自分のことしか考えられなくると、必ず行き詰まる。それは、そうい生き方が真理に反するからであ。』
自分のことだけではなく、周りの人、お客様、従業員、地域の人、すべての人に目を向けていらっしゃる方なんだと思いました。そしてぶれない理念を理念を持っていると思いました。今回の視察の内容は視察の内容は自分がこれから先も仕事をする中でとても大事な事を教えてもらたと思います。この経験を活かし、今後の仕事で正しい判断と行動を取りたいと思ます。貴重な時間と勉強の勉強の場を与えて頂き本当にありがとうございました。