伊勢神宮・おかげ横丁・橋川社長講演
中山真里 (岡山政経塾 16期生)
はじめに
初めての伊勢詣り。
「なんだよ!お前一度も行ったことないのかよ?!」と、小山事務局長に私の初体験発言をびっくりされながら、岡山から伊勢まで5時間の珍道中から始まりました。
参加日程:2017年12月16日(土曜日)
研修内容:伊勢神宮・おかげ横丁視察
株式会社 伊勢福 橋川史宏代表 講義
1. おかげ横丁
片辺400mの面積をもつおかげ横丁は、全国の賑わう商店街の大きさ同じ規模となっている。美味しいものや珍しいもののお店が隙間なく並んでおり、あれもこれも欲しくなりました。
とても1日では回れそうにありません。
来場者数は、年間約550万人と言われ、視察当日も小さな敷地の中に溢れかえらんばかりの人の多さに驚きました。
塾生みんなで頂いた「伊勢うどん」。「伊勢エビが入ったうどん」かと思っていたら、まっ黒い出汁に浸かっている太くてやわらかなそうなうどん。
正直、本当に美味しいのかな?と不安になりながら一口食べました。
まっ黒い出汁は、予想以上にあっさりしていて、太くて柔らかいうどんに絡まると調度よく、おかわりがしたいくらい美味しかったです。もう一度、是非食べに行きたいです。
まだまだ美味しそうなものが沢山ありました。太るとはわかっていますが、心の奥で、留年したら来年も行けるかな?毎年留年しようかな・・・。と言う思いが一瞬、頭を過りました。
2. 五十鈴川カフェ
待ち合わせの場所となった、五十鈴川カフェは、レトロモダンな店内から透明度の高い、五十鈴川を眺めながらコーヒーを頂ける、とてもおしゃれなカフェでした。
コーヒーを飲んでいるお客さん全てが、セレブでおしゃれな人の様に見えました。
私と小山さんも、きっとそんな風に見えていたに違いないと思います。
カフェにとって、コーヒーの美味しさも大事なことかもしれませんが、美味しいコーヒーを、どんな場所で誰と飲むかも、美味しさ以上に大事なことだと感じた、五十鈴川カフェでした。
3.橋川社長講話
松下政経塾の卒塾生でもある、株式会社 伊勢福の橋川社長のお話を聞きました。
昭和50年ごろから1年に20万人の来客のおはらい町に、「おかげ横丁」を作ったら、昨年は、なんと550万人が訪れる商業地となりました。
どのように活性化し、どのような経緯で、おかげ横丁を作ったのかとても興味がありました。
橋川社長のお話の中で強く印象に残ったのは、おかげ横丁の真ん中で行われていた「神恩太鼓」です。
神々の里 伊勢の地にてその風土をいっぱいに感じながら、おかげ横丁の基本精神(原点)、今あることを神様に感謝する「神恩感謝」。この精神を太鼓の音で表現しています。おかげ横丁には「日本人の原点」があるのです。
私自身も、「今あることに感謝する」という思いは常に意識している部分でもあり、小山事務局長のご配慮で、美味しい伊勢うどんと心地よい神恩太鼓を同時に味わうことが出来、格別の時間となりました。
「おかげ横丁」を作る。革新させる(イノベーション)ということは大変難しく、一人でやると必ず反対されます。その為、仲間を作り、伊勢の文化を伝承しながら、おかげ横丁の考え方で動いている店の協力会を作っていくやり方は、丸亀商店街と同様に、岡山の商店街を活性化する方法として大変参考になりました。
「おかげ横丁」を魅力は、橋川社長の一度に10店くらいを立ち上げていたと言われるマーチャンダイザー時代の腕を生かしたお店の作りが特に効果を大きくしているのだと思いました。
講話の内容とはあまり関係ありませんが、実年齢よりかなり若く見える、さわやかな橋川社長の笑顔が今回の視察で一番印象的でした。
終わりに
帰りに外宮に参拝しました。
シンとしていて、何もかもが清められるような不思議な空気を感じました。
出口横で食べた「赤福」とっても美味しかったです。
駅までの通りの両脇には沢山おしゃれなカフェやレストランが並び、次はゆっくりいろいろなお店を回りたいと思いました。
魅力ある、「おかげ横丁」「伊勢神宮」は、人間の三大欲求の中で一番大きな「食欲」を上手く使っているのだと思いました。
あ!そういえばうちの保育園にも伊勢神宮のお札があった。返しに行かなきゃ!という理由で近々もう一度、出張という名の伊勢詣りの予定です。
どうせなら、イケメンと手をつないで歩きたいなぁ。「伊勢神宮」と「おかげ横丁」を。
5時間運転して下さった小山事務局長、本当にありがとうございました。
このご恩は、お約束通り「からだ」で返せるように精進いたします。