2016年9月 
 自衛隊生活体験入隊

『自衛隊生活体験入隊レポート』

和田 万里奈 (岡山政経塾 15期生)

■はじめに
これまで、自衛隊の方と関わりがなくテレビの中の世界でしか見たことがなかった。国家を守るために様々な訓練をされていることは知っていたので今回の体験入隊で必ず1つは何か吸収して帰り、自分自身、さらに周りに広めて日々の生活に活かしたい。と意気込んで入隊しました。

■感じたこと
自衛隊の方に対して勝手に怖いイメージを持っていたが、実際に接してみるとどの方も親切で優しい方が多かった。
メンタルは強いですか?と何人かに尋ねてみると、全員から「強いです。」という答えが返ってきた。「強くないと、訓練をこなすことができないよ。」と言われたが、同じ目的を持った集団が同じ訓練をすることで心が強くなるのではないかと考えた。実際に私たちにとても気配りをしてくださったので、日々仲間達と助け合いながら生活をしているのだろう。とも思った。
“自衛隊員”という肩書を持っていることでより強くなれるのだろうか。
空き時間にトレーニングや試験のための練習をしていて、自分自身にストイックな方が多いことが印象的だった。

■行進訓練
今回の体験で一番の思い出になった。
朝5時にサイレンで起こされ10キロの荷物を持って10キロを歩く。
1周目→列の1番後で歩いた。暗闇の中、仲間についていく。
先が分からない。一体どこまで歩くのだろうか。色々と考えながら前の仲間についていった。
2週目、3週目→明るくなってきて、ゴールも分かるので1周目よりとても楽に感じた。
行進訓練を通して、改めて仲間がいると辛いことでも必ず乗り越えることができると分かった。
先が見えない事でも、信じて続けていくと必ずゴールがある。途中で投げ出さずに辛いときは仲間と頑張ろう。と歩きながら考えていた。

■戦車
最初はとても興奮した。今まで乗った経験もないし、近くで見たこともなかった。乗り心地は悪い。ただスピードが出るので楽しい。
しかし途中で小さい頃に見た、戦争の映像を思い出して悲しい気持ちになった。
もう二度とこの戦車を使わなくていい日本であってほしいと思う。

■おわりに
この生活入隊体験を通じて刺激的で非日常的な2日間を過ごせたことに嬉しく思い感謝します。
今回の生活入隊体験で感じたことや学んだことを、私の周りの人に伝えると、どの人も興味を持って話を聞いてくれたので目的は達成できたと思う。自衛隊の方が持っている精神力を私も身に着けて日々の仕事や生活に役立てていきたいです。