『直島での学び』
井上 徹 (岡山政経塾 12期生)
●はじめに
今回直島特別例会に参加するにあたって、私は直島を訪れるのは今回で3度目、2年前に岡山政経塾で訪れた時に当初は苦手意識のあった現代アートでしたが、2日間で今までの先入観や苦手意識がリセットされ自分なりに現代アートと向き合うことができたと思いました。今回はどんな新たな学びや発見ができるのか、そして改めて【見る、聞く、体感する。考える力を身につける。発想の転換をする。】ことについて考えたく思い参加しました。
●直島について
直島には、多くの観光客が町内を散策しており、とても賑わった雰囲気で多くの観光客を見かけました。外国人の観光客の方も多くいらっしゃいましたが、住民のお年寄りの方が普通に外国人観光客の方々と接している姿を町のあちらこちらで見かけたのでとても驚きました。また、すれ違う観光客の方やお話を聞くことができた住民の方たちの笑顔に元気をもらえるような心地のいい空間だと感じました。 今回も「家プロジェクト」を見学することができ、前回見学したときは初めての訪問だったために一つの町の中に単体のアートが幾つか設置してあるようなイメージで見学しましたが、今回は町とアート、そしてその町にいる人達が一体になって一つのアートの中にいるような印象を受けました。
家プロジェクトの見学後に幹事の講演で在るものを活かし、無いものを創るというお話をお聞きしましたが、それを実現しているのが直島という町だと体感することができました。
●おわりに
今回特に感じたことは、2年前と同じアートを見たはずなのに、前回と全く違った印象を受けた作品が多くあったことです。変わっていないはずなのになにかが変わっている、同じ人間が同じものを見ているのにその時に自分がいる環境や、心情などによって無限に新たな発見を与えてくれるアートにとても引き込まれていました。
見る、聞く、体感する、事によって日常の生活の中ではすることのできない経験ができ、改めて考えることの大切さを再確認することができました。
今回も多くの学びや気付きの機会を与えてくださった関係者の皆様、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。